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君はもういない

先日、じいちゃんが亡くなり
数日間実家に戻っていました。


お通夜とお葬式、天気予報では雨だといっていたのに、何故か両日とも青空が見える程の天気となり「じいちゃんは天気まで変えて、最後まで皆に迷惑をかけないように逝ったね」と皆で話していました。


じいちゃんは突然倒れ、その後2週間がんばってくれました。

今思えば、その2週間という時間の中で、親戚一同色んな心構えができたし、
じいちゃんもそうやって皆が落ち着くのを待っていたのかなあ、と思います。


お棺の中に花を入れる時はたまらなくなってぼろぼろ泣いてしまいました。

が、火葬が終わった後、ばあちゃんがお骨をおもむろに手に取って
「おら最近、顎弱くなってきたから、これ欲しいわー」と
洋服を試着するかのごとく
じいちゃんの顎の骨を自分の顎に当てている姿には思い切り吹き出しました。

ば、ばあちゃん、自分の旦那のお骨でギャグをかましちゃ駄目だよ!
(しかも、周りの皆も爆笑してた)


あまりに立派なお骨達だったので、みんな「なんか随分しっかりした骨だねー」「骨太だねー」とか、妙な感心はしてはいたのですが、ばあちゃんはやりすぎ (笑)


だけれど、ばあちゃんは気丈に振る舞う事で寂しさを紛らわせているのかもしれない、
じいちゃんも笑顔で見送られた方が心配事を残す事無く逝けるというものか、と
ばあちゃんの明るい態度に対して勝手に尊敬しつつ帰宅しました。




さて、話は少し変わりますが

私の両親は既に年賀状を印刷してしまった後で、
「喪中だけど、もったいないから仕事の関係だけ出そうかな…」と迷っていました。

私も年賀状に関してはどうしていいものやら迷ってたんですが、「あんたも個人で仕事やってんなら(両親も自営業)、仕事関係先だけでも出したら?」と言われました。
じゃあ、年賀と書いていない普通のはがきで挨拶程度のものを出そうかなーとか考えていたんですが…良く考えたら私自身は嫁に出ている訳だし喪中からは外れるのかしら。逆に仕事上での関係なのにいきなり喪中ですとか言われても逆に困るだろうなー。うーん。

という事で、ひとまず仕事関係先には普通に年賀状出す事に決めました。

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