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常花戯言 アーカイブ

2008年2月28日

[潜入]キャッチに連れられて

上京して数年という、まだ割と"上京したてホヤホヤ"な頃、
繁華街を歩く→キャッチに声をかけられる事が割と多かったんですが、

最近は、キャッチに対する規制が厳しくなった為か、私がカモっぽく見えなくなった?(カモの基準を知りたい…ね、年齢か!?) のか、声をかけられる事は殆ど無くなりました。

で、その"上京したてホヤホヤ"な頃、一度だけキャッチについていった事がありました。


キャッチに関しては、
「連れて行かれた先で高額の物を強引に売りつけられる」等、いくつか噂を聞いていて、実際はどうなんだろう?とずっと気になっておりました。

更に、キャッチの「お店でサンプルを配っています」という言葉に「潜入ついでに話だけ聞いてサンプルだけ貰えば、疑問も晴れて一石二鳥だわ」という気持ちが。

つまり、どうしても好奇心に勝てなかった訳です。

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2003年5月22日

志村の言葉

小さい頃から志村けんが好きで、
会社の帰り道に、人間ルーレットの歌を口ずさむ程の私なのだが、
「だっふんだ」とはどういう意味だろうか、と
今更、不思議に思った訳で。


少し考えてみる事にした。




・だっ!(思わず出た声)糞だ!!
・だっ!(思わず出た声)踏んだー
・ダッフン(誰かのニックネーム)だ
・A「だっふ!」 B「んだ!」(どこかの方便で、阿吽の呼吸みたいなもの)
・A「だっ!」 B「ふ!」 C「んだ!」(どこかの方便で〜以下略)
・キャプテン「だーっふーん」後輩達「だー」(部活動等のランニング時のかけ声)
・女「ダッフーン(誘惑)」 男「ダー!(興奮)」
・踏んだっ踏んだっとずっと言っていたら、いつの間にか
・赤子をあやす時の決まり文句(例:いないいないばー)
・DAHHUNDA(ローマ字にしてみたものの、何も思い付かなかった)
・脱糞だ
・酔っぱらった時に偶然口走った言葉
・志村独自の数え歌(ひとつひとよりダッフンダ、ふたつふるさとダッフンダ)
・実は、志村のホクロ毛の愛称
・実は、志村自身の愛称
・「だっふんだ」の一言の中に、自分へ向ける励ましの言葉が1000語詰まっている
・志村なりの気合いのかけ声
・志村だけが知る、仕事がうまくいくおまじない
・田代を呼び出す為の召喚呪文




ダッフンて誰だよ


ちなみに、冒頭で書いた「人間ルーレットの歌」とは、
昔、志村の番組のあるコーナーにて、バックにかかっていた歌(ほぼアカペラ)で、
「だいじょーぶだー」という言葉をひたすら悩ましい声で歌っぽく呟く、という物である。


夜道で歌っている姿は、不気味すぎて誰にも見せられない。

2000年8月24日

親父の寝言

今私は親元から離れ、東京に住んでいる。


なんとなく実家にいる父親の寝言を思い出した。

あれは、近所迷惑になるくらいの代物だった。

父の寝言の中で元も印象的だったのが
ポーン!!
ホーーーーーーーーーーーーーーーっ
である。

「ホ」が好きなのか、父よ。


まず、「ポーン!」だが
どうやら父は夢の中でいつもの仲間と麻雀をしていたらしい。
そして、きっと良い感じの状態だったのだ。
いつも負けてばかりだった父の事だ。喜びの余り叫んでしまったのだろう。


できることならば普通に夢の中だけで、せめて小声で控えめに「ポン」ならいいのだが
あのでかい声で「ポーーーーン!」はいかん。
男というもの、興奮した時こそ冷静な態度をとるのがかっこいいというものだ。


しかし、そんな事を全然考えてない父には、
なにか別の、訳のわからぬ男らしさがあった


が、実際問題、あの声。
ドッキリした。

テレビの音量で例えると「35」といったところか。
分からない人にはとことんわからない例えだと、自分でも思う。


しかも「ポン」である。
あの父が「ポン」である。
半濁効果のせいか、妙にかわいらしいのであった。

さて、次に「ホーーーーーーー」だ。


これを最初に聞いた時、こんな深夜に一体何が始まったのかと思った。
父の「音量35」に、素敵なビブラートがかかっていたのだ。


タチの悪い寝言である。
常日頃、アビリティーアップしているのだ。


その声は異常に高く、ボーイソプラノのごとく家中に響き渡った。


「年老いた若きオペラ歌手」という新ジャンルが、
父の布団の上で産声を上げていたのだ。


しかし、その高い声は、まるで危険を知らせるサイレンのように聞こえ、
私は何か妙な胸騒ぎを覚えた。

この時ばかりは、真剣に父の身を案じたのである。


両親の寝室に急いでかけつけたところ、
そこには、自分の布団の上に正座し呆然と父の顔を眺めている母と、
先程まで自分がニュータイプのシンガーだった事も知らずにスヤスヤと眠る父がいた。


心配して損した。

2000年8月23日

半濁効果

「まる」
ふと「半濁音はかわいい」と思った。

いわゆる、ひらがなに「○」が付属している「ぱぴぷぺぽ」達がそれだ。


何故か「バビルの塔」とか「バビロン」という言葉が、
何の前触れも無しに意味も無く脳裏をよぎったの
で、これを半濁仕様にしてみようと思う。

「パピルの塔」「パピロン」


あぁ・・・・あぁ!!


響き的にも禍々しかった言葉達が、
妙に楽しげな単語へと一変してしまったではないか。


「パピルの塔」・・・・行ってみたい。なんとなく楽しそうだ。
そして、パステル調の色合いをした壁で被われているに違い無い。
そして、きっと2階建てくらいだ。
一歩間違えると近所の商店街等に違和感無く収まりそうなネーミングである。


また、「パピロン」などは「パピヨン」と微妙に響きが似ていて、
蝶の形をした奇妙な仮面を連想させる。
それはそれで、楽しそうである。


昔「パピヨン」という店を見かけた事があるが、
未だにその店が何を売っている店なのか知らない。
今頃になって気になってしまう自分がなんだかもどかしい。




半濁点、すごい力を持っているようだ。
もっと試したくなった。

「バイオハザード」→「パイオハザード」
「ブリーフ」→「プリーフ」
「ブルマ」→「プルマ」
「ボイン」→「ポイン」


・・・・なんだか、この時点で、自分のボキャブラリーの乏しさを実感した。


そして、そのわずかなボキャブラリーから必死で搾り取って出て来た単語が
「ブリーフ」やら「ブルマ」やらだった事で、少し自分が情けなくなった。


なんだか、もう、これらに関してはコメントどころではない。


「バブ」→「パプ」
「ボサボサ頭」→「ポサポサ頭」
「ボンバー」→「ポンパー」
「バカ」→「パカ」


私は「バカ」という言葉が大嫌いなのだが、
「パカ」なら言われても許せるような気がする。

「バスガスバクハツ」「パスガスパクハツ」

どうでもいい事だが、「バスガス爆発」と言おうとすると、
どうしても最初の一言が「ガス」となってしまい
「ガスバクハツハツ」
と訳の分からない文章構成になってしまうのは、私と私の父親だけなのだろうか。




ふ、もう何も出てこない。

これを書いていて明らかになった事は、
「半濁点意外に凄い」という事と「私、ボキャブラリー皆無」
という事である。

余計な事まで明らかになってしまった。

2000年8月21日

電話恐怖症

電話。
私の嫌いな物の一つである。


電話の何が嫌いなのか、自分でいまいち把握しきれてはいないが、どうも駄目だ。

よっぽど急ぎの用事がない限り、自分からかけるということは無い。

また、電話がかかってきて、それに気付いているのに出ない事がしばしば・・・
いや、多い。
居留守を使う事が多すぎるのだ。

相手に悪いとは思っていても、本当に電話が嫌いなのでどうしようもない。

いい機会なので、ここで謝っておこう。
友人達よ、ごめんなさい。
知っている人もいるだろうが、私、居留守が多いです。


電話が嫌いな理由として、まず、相手の顔、姿が見えないのが辛い。

私の場合、自分の言いたい事を伝えるために用いる手段として
「身ぶり手ぶり」と「顔の表情」が主になる。

何も言わなくても、それだけで結構伝わっているようなので
喋るのが面倒臭い時はこれだ。

というか、いつも面倒臭い

外国人に駅のホームで話し掛けられて
「YES」
しか言えないこの私も、喋らずいつもの調子でいけばきっと伝わるのだ。

しかし、それ以前に英語が聞き取れない。

希望が儚く散った。


いい機会なので、ここで謝っておこう。
駅のホームで私に何か聞いて来た外国人のお姉さんごめんなさい。
何が何だかわからないまま「YES」と言ってしまいました。



とにかく、身ぶり手ぶり等、これらがまったく使用できない電話は、
私を異常に無言な人間にさせる。
だから、ほとんど伝わらないのだ。

携帯のCMで「伝わる」とか言っていても、ここに全然伝わっていない人間がいるのだ。




電話が嫌いな理由、まだある。
電話が怖い。
よく言われる''幼い頃のトラウマ''というやつだろうか。


小さい頃、兄が「時報」を私に教えようとした。
電話で「117」とかけるやつだ。

兄は受話器を私に渡し
「聞いてみ?」

うん、と頷いて恐る恐る受話器を耳にあてた私。

ば、爆弾だ!!!!

幼い私はそう直感した。


時限爆弾が電話の向こうで爆発までの時を着々と刻んでいる。
いや、もしかしたら、この電話器自体が爆弾かもしれない。
あぁ、どうしよう。
爆発してしまう。
そして、死んでしまう。
そう、これは正に死の宣告。
早くこの恐ろしい死の宣告から逃れなければ。


幼き私の頭はフル回転だ。


その結果とった行動は、
 大泣きして兄に無理矢理受話器を渡す
というものだった。

何の解決にもなっていない。
これでは兄が死んでしまうではないか。


今考えると、多分「爆弾」という発想は、
当時よく見ていた「あぶない刑事」が原因なのかもしれない、
と、ふと思った。

「あぶデカ(略)」では、
爆弾が爆発する直前に爆弾がデカ(誰?)の手によって彼方へ投げられ、
投げられたにもかかわらず一秒前とかに爆弾が止まるのだ。


『電話を投げる』の選択肢は、この私にはなかった。

貧乏性なのだ。




あと、小学四年の頃、家に変な電話(いわゆる変態電話であろう)がかかって来た。

家が自営業で、なおかつ両親は現場仕事。

独り家にいる私に課せられた使命は留守番全般だった。
つまり、電話番もだ。


ある昼下がり、例の変態電話がかかってきた。

変「おかあさん、いる?」
私「いません」
変「お嬢ちゃん、何歳?」
私「小学校の四年生です」

微妙に相手の質問にまともに答えていない私だった。

不振な男との会話の途中で、
「電話がかかってきたら、相手の名前をちゃんと聞いておけ」
と日頃親から言われていたことを思い出した。


私「どちらさまですか?(唐突に)」

変「山本です」


即答だった。


その後、山本さんは何事もなかったように変態トークを繰り広げた。
私は「はぃ・・・はぁ、そうですか」と気の利かない返事で対応するしかなかった。

そして、帰って来た親達に「山本さんから電話があった」と、ちゃんと伝えた。
親には「誰それ」と言われた。

それはこっちが聞きたい




色々理由はある様だが、何はともあれ、電話が嫌いだ。

でも本当は電話で楽しそうに話せる輩が、少しうらやましいのだ。

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