数日前、夜道をぶらぶら歩いていたら、
おそらく大学生(推定1年生)であろう男女3:3の集団が
自動販売機の前で和気あいあいとしている所に出くわしました。
内1人の男の手には、長ネギが顔出しているスーパーの袋。
ああ、この子達は、今から誰かのアパートで集まって
鍋パーティーをやるのだろうなぁ、と勝手に想像してしまった訳です。
で、このグループの中では、実は両思いなんだけど
お互い言い出せない系の男女がいる訳です、多分。
大学一年生で、皆初めての一人暮らし。
親から遠く離れて、束縛も無く、
土地にも慣れて来て羽目を外したくなる頃合いではなかろうか。
未成年のくせして、鍋をつまみながら「ビール飲んじゃおうぜ」なんて言いつつ、
お酒なんて飲んじゃう訳です。
盛り上げ役の井上なんて、酒の味もいまいち良く分からないのに
「うっめー、やっぱ鍋にはビールだよな!」とか言ってがぶ飲みし、
後から散々嘔吐し、自分の行動を後悔する羽目になる訳です。
鍋も食べ終わり、皆が泥酔状態で寝てしまった中、
木村君はあまりお酒を飲んでなかったため、途中で目が覚めてしまう訳です。
ふと気付くと、台所には鈴木さんの姿が。
鈴木「…?あれ?木村君起きたんだ?」
木村「あ…鈴木さん…あれ、もしかして洗い物1人で…?」
鈴木「あたしはお酒飲んでないから眠れなくって(笑)」
木村「俺、手伝うよ」
鈴木「あ、いいのいいの。もうちょっとで終わるから」
----洗い物も終わって、二人の間に流れる微妙な沈黙----
木村「なんか喉乾いたな…」
鈴木「きっとお酒のんだからだよー」
木村「ちょっと何か飲むもの買ってこようかなぁ」
鈴木「あ…あ、あたしもいこっかな」
----飲み物を買ったコンビニからの帰り道----
木村「あー、うめー!ポカリうめー!」
鈴木「ふふ、木村君ほんとポカリ好きだよねー(笑)」
その時、二人の横を猛スピードの大型トラックが通り過ぎる。
木村「鈴木さん、あぶないっ!(鈴木の腕を引き寄せる木村)」
鈴木「きゃあっ!(勢いで木村に抱きつく鈴木)」
木村&鈴木「…あっ…(赤面)」
木村「……」
鈴木「……」
木村「…あのさ鈴木さん…実は俺…前から鈴木さんの事が…」
鈴木「え…!……えっと…実はあ、あたし…も…その…」
みたいな。
そんな青春っぽい事を考えながら家に帰りました。
若さっていいなぁ(妄想しすぎ)